おはこんばんちわ、けんけんです。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、今年の誕生日にわたくし痛風になりまして…。
現在も痛風の治療中な訳です。
痛風は、血液中の尿酸値が高くなり(高尿酸血症)、溶けきれなくなった尿酸が結晶化して、関節などに炎症を起こす病気なので、血液中の尿酸値が大事になってきます。
この尿酸の基準値は、3.7mg/dL~7.0mg/dLとされていて、7.0mg/dLを越えると痛風発作を発症する可能性が高くなるそうです。
そこから、約2カ月弱で尿酸値を4.9mg/dLまで下げる事が出来ました!(※尿酸値を下げる薬は投与しています。)
今回は、尿酸値を約2カ月弱で基準値内である4.9mg/dLまで下げた方法、気を付けていた事などを紹介致します。
2カ月弱で尿酸値を下げる為にした事
痛風と診断されてから尿酸値が下がるまで、約2か月の間に色々とやった事や心掛けた事には以下のようなものがあります。
- 処方されたお薬をしっかりと飲んだ
- 毎日、水を2リットル以上飲んだ
- プリン体を多く含む食品を出来るだけ口にしなかった
- 飲酒をしなかった
- 糖質の摂取もなるべく控えた
処方されたお薬をしっかりと飲んだ
当たり前かもしれませんが、病院で処方されたお薬は指示通りに飲みましょう。
痛風と診断を受けてから、直ぐにはお薬は処方されませんでした。
発作が治まってから、尿酸値を下げるお薬を出しますとの事だったので、最初の診断から約3週間後に28日分のお薬を処方されました。
- フェブリク 10mg
- コルヒチン 0.5mg
フェブリク10mgは、血液中の尿酸を下げる
お薬です。
コルヒチン0.5mgは、痛風の症状を抑えたり、発作を予防する為のお薬です。
毎日、水を2リットル以上飲んだ
体が水分不足だと血液が濃くなり、血液中の尿酸の濃度が上昇する為、医師から「水分をしっかりと摂るようにして下さい」と勧められました。
実際に自分の日々の生活を振り返ってみて、そんなに水分事態を摂取していなかった事に気づいたので、治療初日から意識して水を飲むようにしました。
1日に7割の尿酸が尿として体外へ排出されますので、水分を多く摂って尿量を増やす事により尿酸値を下げる事が出来ます。
プリン体を多く含む食品を出来るだけ口にしなかった
個人的に考える、尿酸値が下がった一番の要因は食生活の改善だと思います。
- 適正なエネルギー摂取を心掛ける
- プリン体をとり過ぎない
- 尿を中性に近づける食品をとる
プリン体の1日の摂取量の目安は400mgを超えない事です。
僕の場合は、特にプリン体を多く含む食品を出来るだけ摂取しないように心掛けました。
多
少 | 食品名 | 1回量 | プリン体(mg) | 食品名 | 1回量 | プリン体(mg) |
鶏レバー | 80g | 250 | サンマ(干物) | 90g | 188 | |
豚レバー | 80g | 228 | スルメイカ | 100g | 187 | |
牛レバー | 80g | 176 | カツオ | 80g | 169 | |
鶏ササミ | 80g | 123 | サンマ | 100g | 155 | |
鶏ムネ | 80g | 113 | マアジ(干物) | 60g | 148 | |
鶏モモ | 80g | 98 | 大正エビ | 50g | 137 | |
豚ヒレ | 80g | 96 | ズワイガニ | 100g | 136 | |
牛モモ | 80g | 89 | マグロ | 80g | 126 | |
牛ヒレ | 80g | 79 | マアジ | 70g | 116 | |
豚ロース | 80g | 73 | カキ | 60g | 111 | |
牛タン | 80g | 72 | マイワシ | 50g | 105 | |
牛カタロース | 80g | 72 | マダイ | 80g | 103 | |
豚バラ | 80g | 61 | マサバ | 80g | 98 | |
鶏皮 | 40g | 48 | クルマエビ | 50g | 98 | |
舞茸 | 40g | 49 | ブリ | 80g | 97 | |
納豆 | 40g | 46 | サケ | 80g | 96 | |
豆乳 | 200g | 44 | ヤリイカ | 50g | 80 | |
ブロッコリー | 50g | 35 | タコ | 50g | 69 | |
豆腐(冷奴) | 100g | 31 | アサリ | 35g | 51 | |
小麦粉(強力粉) | 100g | 26 | ホタテ | 60g | 46 | |
マッシュルーム | 50g | 25 | ツナ(缶詰) | 30g | 35 | |
豆腐(湯豆腐) | 100g | 22 | しらす干し | 2g | 9 | |
白米 | 80g | 21 | イクラ | 20g | 0.7 | |
そら豆 | 50g | 18 | ピーマン | 50g | 35 | |
小麦粉(薄力粉) | 100g | 16 | 玄米 | 80g | 30 | |
長ねぎ | 20g | 8 | かぼちゃ | 50g | 28 | |
おくら | 20g | 8 | なす | 50g | 25 | |
じゃがいも | 50g | 3 | わかめ | 2g | 5 | |
昆布(乾燥品) | 2g | 0.9 | チーズ | 20g | 1 | |
牛乳/卵 | 200g/50g | 0.0 | 玉ねぎ | 40g | 0.9 |
ほとんどの食品にはプリン体が含まれています。表から見ても分かるように、特にお肉やお魚類にはプリン体が多く含まれている事が分かります。
飲酒をしなかった
よく「プリン体カット」や「プリン体ゼロ」のアルコール飲料などを見かけます。
一見、大丈夫そうに感じますが、アルコール自体が尿酸値を上昇させてしまいますので、飲酒はオススメしません。
尿酸に影響を与えないアルコール量の目安なるものが設けられているので、お酒を全く飲んではいけない訳ではないのですが、僕はノンアルコールビールで我慢しました。
糖質の摂取もなるべく控えた
糖質の最小単位のひとつである「果糖」は、体内に吸収されると尿酸値を上昇させる働きがあるので、糖質の摂取もなるべく控えました。
ジュースやアイスを週に何度か飲み食いしてたのを完全に止め、飲み物も水かお茶に変更しました。
尿酸値を下げる為にとった食品
ここからは、実際に尿酸値を下げる為にとった食品を、朝昼版に分けて紹介していきたいと思います。
朝食
朝起きてから、まずコップ1杯の水を飲むことを習慣づけるようにしました。
- 野菜(トマト、オクラ、レタス、ブロッコリー、枝豆、アスパラガス)
- 海藻類(ワカメ、もずく)
- チーズ
- サラダチキン
- ミックスナッツ
- 納豆
- 卵
- 低脂肪ヨーグルト
- 水、牛乳
- 食パン
- 白米
野菜、ワカメ、チーズ、サラダチキンはオリーブオイル、お酢、ポッカレモンを各大さじ一杯程度かけ、下記のようなサラダにして毎日食べていました。
乳製品はプリン体含量が0だったり非常に少ない為、積極的に取り入れました。
昼食
昼食も1日を通してのプリン体に気を付けながら軽めにとり、水を小まめに摂取するようにしていました。
- 卵かけごはん
- うどん
- そば
- 冷奴
- ライスケーキ(玄米)
- ミックスナッツ
- 水
夕食
- 白米
- 味噌汁、スープ類
- 納豆
- 豆腐
- もずく
- パスタ
- うどん
- お好み焼き
- ピザ
- 肉類(豚バラ、豚ロース、鶏モモ、鶏ムネ)
- 魚介類(サバ、ホッケ、サケ、カレイ、マグロ、イクラ、うなぎ)
- 野菜(玉ねぎ、人参、ピーマン、白菜、キャベツ、トマト、じゃがいも、椎茸、大根、もやし、えのき、なす、ブロッコリー、アスパラガス etc)
- 卵
- 水
注意点!
朝食の部分で少し触れたのですが、プリン体は水に溶ける性質があります。その為、食品を「煮る」「茹でる」事で食品のプリン体を抑える事が出来ます。
ただ、注意して頂きたいのは、煮汁・茹で汁にプリン体が移ってしまう為、汁物・スープを口にする時は注意が必要となります。
その他、休日などに口にした食品
プリン体が含まれない食品を探すのは難しく、プリン体も糖質も全く摂取しなかった訳ではありません。
なんて考えにもなったりするので、2カ月の間にこんな食品も少しは口にしたよ!と言うものを紹介しておこうと思います。
- カレーライス
- たこ焼き
- ラムレーズンアイスクリーム
- チョコジャンボモナカ
- 抹茶ラテ
- プリン
- ケーキ
- チョコレート
- コンビニのサンドイッチ
- 焼き鳥(ネギま、モモ)
- 饅頭
まとめ
尿酸値を2カ月弱で基準値まで下げた方法を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
痛風発作が表れて、お薬を飲んでいるにも関わらず「尿酸値が下がらない!」と言う人は食生活の改善をオススメします。
どのように食生活を改善したらいいかわからない人は、当記事を参考にしてみてください。