おはこんばんちわ。けんけんです。
部屋が雑貨屋さんのようなナチュラルでおしゃれな雰囲気になる「板壁」。憧れる人も多いのではないでしょうか?
ただ、基本的に板壁は直接壁に木材を貼るので、下記のように憧れはあるけど一歩踏み出せない人もいると思います。
- 賃貸だから
- マイホームに傷を付けるのはちょっと
- 上手く出来る自信がない
- 難しそう
『ラブリコ』『ディアウォール』共に、木材を天井と床で突っ張って固定する商品です。
固定した木材に板を打ちつける為、板壁を作る場合でも賃貸・マイホームに関係なく、壁に傷をつける心配はありません。
木材や板を直接壁に打ち付ける訳ではないので
なんて事にはなりません。
仮に途中で失敗した場合でも、失敗した木材を変えるだけなので、やり直しがいくらでも出来ます。
今回は、『ラブリコ』や『ディアウォール』を使って、壁に傷を付けず簡単でおしゃれな板壁の作り方を紹介します。
『ラブリコ』と『ディアウォール』商品詳細
作り方を紹介する前に、壁に傷を付けずに簡単に板壁を作る為には欠かせない『ラブリコ』と『ディアウォール』について紹介しておきます。
ラブリコ
ブランド | 平安伸銅工業 |
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内容品 | アジャスター上・下、取扱説明書 |
サイズ | 上キャップ:幅 9.4cm x 奥行 4.2cm x 高さ12.0~13.8cm 下キャップ:幅 9.4cm x 奥行 4.2cm x 高さ 4.0cm |
重量 | 0.22kg |
耐荷重 | 柱1本あたり 20kg |
材質 | ABS樹脂、合成ゴム、メッキ、バネ |
ラブリコには2×4アジャスターの他に、1×4アジャスターもあります。
ラブリコで使用する木材は、設置予定場所の天井から床の高さから95mm引いた木材を使用します。
ディアウォール
ブランド | 若井産業 |
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内容品 | 上下パッド、調整スペーサーx2 |
サイズ | 幅 9.8 cm x 奥行 5.0 cm x 高さ 5.0 cm |
重量 | 0.3kg |
耐荷重 | ここに説明文を入力してください。 |
材質 | ABS樹脂、CRゴム、スチール |
ディアウォールもラブリコ同様に、1×4材用があります。
ディアウォールで使用する木材は、設置予定場所の天井から床の高さから45mm引いた木材を使用します。
2×4(ツーバイフォー)や1×4(ワンバイフォー)って何?
『ラブリコ』や『ディアウォール』は、1×4・2×4の木材がそのまま使用出来る専用のアイテムとなっています。
ホームセンターの資材売り場に木材を探しに行くと、「SPF材 2×4」などと書かれて目立つ所に山積みになっているので、すぐに見つける事が出来ます。
サイズ | 厚さ x 幅 | 長さ | ||||
1×1 | 19mm x 19mm | 3ft 910mm | 6ft 1820mm | 8ft 2438mm | 10ft 3050mm | 12ft 3650mm |
1×2 | 19mm x 38mm | |||||
1×3 | 19mm x 63mm | |||||
1×4 | 19mm x 89mm | |||||
1×6 | 19mm x 140mm | |||||
1×8 | 19mm x 184mm | |||||
1×10 | 19mm x 235mm | |||||
1×12 | 19mm x 286mm | |||||
2×2 | 38mm x 38mm | |||||
2×3 | 38mm x 63mm | |||||
2×4 | 38mm x 89mm | |||||
2×6 | 38mm x 140mm | |||||
2×8 | 38mm x 184mm | |||||
2×10 | 38mm x 235mm | |||||
2×12 | 38mm x 286mm |
SPF材は、スプルース(トウヒ)の「S」、パイン(松)の「P」、ファー(もみの木)の「F」、3つの木の頭文字からSPFと言う名前になっています。
SPF材は、材質が柔らかく加工しやすいのが特徴で、価格も非常に安い為DIYむいている木材です。
簡単な板壁の作り方
ここから実践に移って行きます。今回は『ラブリコ』を使用して簡単な板壁の作り方を紹介します。
- 準備
- 木材などを購入
- 木材の塗装
- 設置と組立
- 完成
基本的にノコギリを使って自分の力で、木材をカットしたりする必要がありませんので、イメージしているDIYとは少し違うかもしれません。
準備
作業に移る前に、板壁を作成する為に必要となってくる資材や道具を確認しておきましょう!
- ラブリコ or ディアウォール
- 柱用 2×4材
- 板壁用 木材
- ビス
- 電動ドリル
- ヤスリ
- メジャー
- 水平器
- ワックス
上のリストの物が絶対に必要と言う訳ではありません。
木材などを購入
まず木材を購入する前に木材の必要な長さを知る必要があります。
支柱用の木材
板壁の設置予定場所の天井から床までの高さをレジャーなどを使って測ります。
ラブリコを使用する場合は、測った天井から床の高さから95mm引いた(※メーカー推奨)2×4材をホームセンターで購入します。
ホームセンターでは、木材のカットサービスと言うものがあります。1カット30円程度で木材を指定した長さにカットしてくれるので、積極的に利用すると良いと思います。
支柱に張り付ける板壁用木材の長さによって、購入する支柱の本数が変わってきます。
板壁用の木材
板壁用の木材の枚数は、使用する木材の幅や張り付ける木材の間隔によって変わってきます。
薄くて幅のある「SPF1x6材」で考えていたんですが、10枚~20枚となるとそこそこの重量になるので、更に薄くて軽い「杉4面プレーナー板」をホームセンターで購入しました。
板壁用の木材は、支柱用木材を設置した後に購入する方が、必要な枚数が分かりやすいと思います。
木材の塗装
柱用の2×4材を購入して持ち帰ったら、木材の表面をヤスリを使って綺麗にしてから塗装します。
ヤスリ掛けは、木材の本数が増えると大変になってきますので、サンダーがあると作業が非常に楽になります。
木材のヤスリ掛けと塗装は絶対にやらなくてはいけない作業ではありません。
おしゃれな板壁を作る為には、木目の雰囲気を引き立ててくれる「ワックス」での塗装がオススメ!
ワックスの使い方などは、以下の記事を参考にしてください。
ワックスなどで木材を塗装したら、30分程乾燥させましょう。
設置と組立
塗装したワックスが乾いたら支柱用の2×4材の上と下に「ラブリコ」を取付けます。
2×4材に「ラブリコ」を取付けたら、設置予定場所に2×4材を立てます。
設置位置が決まったら、ジャッキを時計回りに回して2×4材を固定します。
画像のように支柱となる2×4材を全て設置します。
後は板壁用の木材を支柱用の2×4材に張り付けていくだけです。
今回、壁板用として購入した「杉4面プレーナー板」。こちらも支柱用の2×4材同様に、ヤスリ掛けしてワックスを塗ります。
木材が乾いたら水平器を使用して、板が水平になっているか確認しながら、支柱に板を張っていきます。
木材にビスを打つ前に、ドリルビットなどを使用して予め下穴を空けておくと、ビスを打った時に木材が割れにくいです。
1枚1枚順番に板を張っていくとこんな感じで、徐々に板壁っぽくなってきます。
完成
簡単に板壁が完成しました!
支柱の2×4材が見えていますが、その部分はソファーなどの家具で隠すので、板を張らずにそのままにしています。
- ラブリコ 2×4アジャスター:3個
- SPF 2×4材(8ft):3本
- 杉4面プレーナー板 6枚束(10x140x2000mm):2セット
- ターナー アンティークワックス
まとめ
今回は、「ラブリコ」や「ディアウォール」で板壁の簡単な作り方を紹介しました。部屋の雰囲気がガラッと変わっておしゃれになりますね。
紹介した通り、ラブリコやディアウォールを使う事で、壁にキズを付ける事なく部屋の壁を板張りにする事が出来ます。
「賃貸だから壁に穴を空けれない」、「マイホームにキズを付けるのに気が引ける」と部屋の板張りを諦めていた人でも、壁にキズを付ける心配がなりので諦める必要はありません。
DIY初心者の方でも、簡単におしゃれな雰囲気の部屋を作る事が出来るのでオススメです。